数頭しかいないラッコも見られる!

ピーク時は国内に122頭いたラッコも今やわずか数頭。

その中でも鳥羽水族館のメイ(♀)とキラ(♀)は飼育員さんとハイタッチしたり三角コーンで遊んだりと、元気に色々な仕草を見せてくれます。

なんと言ってもその広さ!合計12のエリア、全長1.5キロの通路を自由に歩き回れる巨大水族館。

アマモを食べるジュゴンは人魚伝説のモデルになった生きものですし、滝や吊り橋のある「奇跡の森」には漁をする猫・スナドリネコの姿も!

展示だけでなく、絶滅の危機に瀕する生物の保護・成育に力を入れてるのも特徴です。

日本に数頭しかいないラッコにも会える贅沢さ!(イラスト:さかなのおにいさん かわちゃん)
・かわちゃん独自の注目ポイント

日本では人魚伝説のモデルとされてきましたが‥‥‥体重360キロを超える人魚!思ってたイメージと違う――!?
・鳥羽水族館飼育員からのメッセージ

鳥羽水族館は日本一の飼育種類数を誇っているので一度にたくさんの種類の生き物に出会えます。その中でもぜひご覧いただきたいのが、世界でも珍しいジュゴンと、国内ではほとんど見ることができないラッコです。彼女たちのゆったりとした泳ぎや愛くるしい仕草に癒されてください。
〈鳥羽水族館〉
アクセス 〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3丁目3-6 JR参宮線・近鉄鳥羽線・志摩線鳥羽駅から徒歩10分
●入館料 大人2800円、小中学生1600円、幼児(3歳以上)800円
●営業時間 通常/9:00~17:00、夏季/8:30~17:30(入館は閉館1時間前まで)


※各館のアクセス方法と入館料、営業時間は、いずれも2022年6月時点のものです。
※本稿は、『全国クセすご水族館図鑑』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。


全国クセすご水族館図鑑』好評発売中です!

“さかなのおにいさん”として全国各地で活躍する著者が、かわいいイラストとツッコミ満載の4コマまんがで、水族館の愛すべき魅力を伝えるイラストエッセイ。
人口あたりの館数が世界一と言われるほど、日本には全国にたくさんの水族館があります。どの施設も「みんなにさかなを好きになってほしい!」という生きものへの愛情と熱い気持ちで、素敵な個性を生んでいます。この本ではそんな水族館の個性を「クセ」と呼び、読者にガイドブックに決して載っていない今までとは違った「水族館の真の魅力」を知っていただきます。
「ある朝起きたらトドが増えていた」「まるでラッセン! 夕日に染まるイルカプール」「学校の屋外プールにサメが泳ぐ!」など、日本全国40館の水族館の推しどころをフルカラーのイラストと4コマまんがで紹介。訪れたことのない施設も、読むだけで楽しめて、思わず笑顔になってしまう1冊です。