他人と比べることをやめる

・『夜に疲れた頭でいくら考えても、ええ考えは浮かんでこない』

恒子先生は、たとえ心配事があっても「明日考えよう」と、さっさと眠ることにしているそうです。眠りは睡眠医学的にも重要で、しっかり寝て脳の疲れを取ることで、人は再び前向きな気持ちになれます。

悩みがある時こそ「考えるのはストップ! 」と自分に号令をかけ、大好きな音楽やドラマを楽しみ、リラックスしてベッドに入りましょう。

 

・『自分と人とを比べて落ち込んでも意味がない。まったくムダですわ』

恒子先生は「『人というのはついつい比べてしまうもの』という前提のうえで、自分の中で『これは比べなくていいこと』と線引きすることが重要」と言っていました。

どんなに恵まれた立場でも悩みのない人はいません。

「自分の人生と他人の人生は違って当たり前」と腹を決め、他人と比べて悩むことにエネルギーをついやすのはもったいないと自覚して、ほかのことに向けましょう。

 

・『「孤独はいいもの」と受け入れると楽になる』

恒子先生は息子さん一家と同じ敷地内に住んでいましたが、一切干渉しない独立した生活を貫いていました。友達付き合いも最小限で、誘われたら会う程度。

恒子先生は「人間とは基本的に一人であり孤独なもの」と言いきります。

一所懸命他人とつながろうとした結果、本意ではない付き合いに振り回されて疲れたことはありませんか? 一度「孤独はいいもの」と受け入れてみてください。