再就職したものの、現役サッカー選手に戻りたい気持ちを捨てきれない37歳の新町亮太郎を演じる綾野剛(写真提供◎TBS 以下すべて)

37歳のルーキーとして奮闘するが……

フィギュアスケートでオリンピック2連覇の快挙を果たした羽生結弦さんがプロ転向を表明したばかり。「引退という言葉があまり好きじゃない」という羽生さんは次のステージでどんな輝きを見せてくれるでしょうか?

この時期、まさしくアスリートのセカンドキャリアをテーマにしたドラマが、話題を集めています。夏のドラマでひときわ注目の日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系・日曜21時)です。

ドラマの主人公は、サッカー元日本代表・新町亮太郎(綾野剛)。引退を余儀なくされたアスリートが、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」に入りセカンドキャリアを歩み始める。と同時に、もう一度「娘が誇れる父親になる」ために37歳のルーキーとして奮闘するが……。

このドラマに心を揺さぶられているのは、私だけではなさそうです。満足度調査を見てみると第一話は100Pt中71Ptを記録(「ORICON NEWS」)。この数字は直近1年間に放送された日曜劇場作品の中で、最も好調な数字だという。

主人公・新町を演じる綾野剛さんをはじめとして、妻・果奈子(榮倉奈々)、ビクトリー社長・高柳(反町隆史)、スタッフの塔子(芳根京子)らの役作りも丁寧で、演出も細かい。

アスリートのリアルさを追求する工夫が随所に凝らされています。