トータルのCDセールスは2100万枚を超えるなど、まさに平成の音楽シーンをけん引してきたダンス&ボーカルグループ「TRF」。同グループのDJおよびリーダーであるDJ KOOさんですが、実は1961年生まれで「還暦」を過ぎています。今ではバラエティ番組で引っ張りだこの存在になるなど、各方面の第一線で走り続けてきました。しかしDJ KOOさんいわく「特にTRFを長く続けられたのは、一度活動休止したからこそ」とのことで――。
TRFの活動休止を決めた理由
TRFは2023年でデビュー30周年となりますが、活動を休止していた時期もありました。
小室哲哉さんのプロデュースからセルフプロデュースになって、グループとしての方向性を考えたときに出てきたキーワードが「TRFらしく」。ただ、その「TRFらしさ」というのが、一番むずかしかったんです。
TRF用に楽曲をいくつもつくっていただいたのですが、「TRFらしく」というキーワードにとらわれてどう進んでいいかわからなくなりました。話し合った結果、一度立ち止まろうということになり、グループ活動の一時休止を決めました。