14年前私の身に起きた炎上事件

SNSに関して、私には苦い想い出があります。いまから14年前のこと。出演していた朝の生ワイドの芸能コーナーで、ある歌姫が深夜放送で発した高齢出産をする女性についてのコメントに、多くの方から批判の声があがっているという記事をとりあげ、私がコメントすることになりました。

歌姫の発言は、いわゆる《トンデモ発言》であり、それをスタジオ内にいるスタッフと笑いながら話していたことにも批判が集まりました。

もちろん、「酷い」というのが最初に思ったことですが、ラジオ出身であり、ラジオ局のスタジオに入り、放送作家として、パーソナリティの横で頷いたり、いわゆるカンペを差し出す役割を担ったりしたことを何度も経験している私には、《その場の雰囲気》や《ノリ》も理解できないわけではありませんでした。 

さらに、生放送でもなかったのに、なぜ、その部分が《編集》されなかったのかも疑問に思いましたが、それについてコメントしなければならない私が出演していたのは生番組。短い時間の中で、私がセレクトしたのは、既に一度謝った彼女を許してあげてもいいのではないかということと、「10年間、不妊治療をした経験から申し上げると、結婚適齢期はないけれど、出産適齢期はあると医師らは言っている」ということだったと記憶しています。