各地の郷土料理(1)

〈愛知県〉じょじょ切り(撮影◎五十嵐公)

〈愛知県〉じょじょ切り

汁ものとして食べる、麺状にのばした小麦粉の生地。写真はおやつに楽しむ甘い小豆汁だが、醤油味にして食事にする場合も

 

〈滋賀県〉ふなやき(撮影◎長野陽一)

〈滋賀県〉ふなやき

小麦粉を水で溶き、薄く焼いた生地に黒砂糖を巻き込んだおやつ。いまは生地に牛乳を加えるなど現代風にアレンジされ、広く食べられている

 

〈徳島県〉ほたようかん(撮影◎長野陽一)

〈徳島県〉ほたようかん

小麦粉と黒砂糖を使った蒸しパンで、岩手県の「がんづき」、鹿児島県の「ふくれがし」など全国的によく似た郷土菓子がある。蒸し型を使って大きく作り、重曹やベーキングパウダーで膨らませたふわふわの食感が愛されている

 

〈広島県〉お好み焼き(撮影◎高木あつ子)

〈広島県〉お好み焼き

戦前は小麦粉の生地に魚粉やかつお節、ねぎ、天かすなどをかけて焼き、味付けは醤油だった。しかし時代とともに具にキャベツや卵などが加わり、ソース味で食べるように。二つ折りにするのは、呉地域ならでは