「いつ産むか問題」

仕事もしたい、子どもも欲しい、と考える女性たちにとって、まず立ちはだかるのが「いつ産むか問題」です。

「20代のうちに産みたい」とか、「高齢出産になる前には」とか、「40代で産んでいるタレントさんもいるよね!?」とか…年齢については特に過敏。

不妊治療も日進月歩だし、卵子凍結や養子縁組という選択肢もありますから、いたずらに焦る必要はないかもしれない。でも、今はまだ、自分の卵子を使って経済的身体的負担最小限で子どもを授かりたいなら、早いほうがいい。

「できる女」として注目を集める「Domani元副編集長」下河辺さやこさん(写真提供:主婦の友社)

卵子はお母さんのおなかの中にいるときから女性の体にあるもので、体と同じように老化します。自然妊娠を望むのなら、シビアなリミットがある。だから未婚であれば逆算して結婚の時期を考えるし、パートナーがいれば仕事の状況次第で「いつ産もうか」と考えを巡らせるのも当然というもの。

ひと通り仕事を覚えておもしろくなってくる時期に、人生が大きく変化する一大イベントを迎えるとなると、やはりそれなりの覚悟が必要です。

出産で仕事を休んだり、育児でペースを落としたりすることがこわくなる。このプロジェクトが終わったらにしよう、とか、来年は昇進するかもしれないし、とか、今妊娠したら会社に迷惑をかけるんじゃないか、とかいろいろなことを考えて、延ばし延ばしにしてしまう人の多いこと多いこと。