世の中にはびこる「子どもを産まないこと」についての根拠のない思い込みについて、Domani元副編集長・下河辺さやこさんの見解とは(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
「女性活躍推進法」によって身近な存在になった「女性管理職」。しかし「男性管理職が圧倒的多数を占めるなか、管理職としての仕事に不安を感じていたり、昇進すること自体にとまどいを感じる女性は多い」というのが、日本テレビ系列バラエティ『それって!?実際どうなの課』にたびたび登場、「できる女」として注目を集める「Domani元副編集長」下河辺さやこさんです。その下河辺さん、世の中にはびこる「子どもを産まないこと」についての根拠のない思い込みを払拭したいと願っているそうで――。

キャリア女性を侵食する根拠のない思い込み

バブルのころ、高校生だった私は当時先進的なライフスタイルと言われていた「DINKS」(ダブルインカムノーキッズ)に憧れていました。

夫婦ふたりともバリバリ仕事をして、子どもは持たずに自由な暮らし。都心のマンションに住んで、いい車に乗って、イタメシ食べて、夏休みは海外のリゾートで…素敵!

そのときから30年以上たっていますから、スタイルは変化していますが、私の友人の中には平日は都心でめいっぱい仕事をし、週末は海辺の古民家でワンちゃんと、というデュアルライフを送っているお子さんのいないご夫婦もいるし、都心でひとり暮らしを満喫しているスタイリストのカッコいいお姉さんもいます。

何も子どもを持つことが人生のすべてではない。でも世の中には「子どもを産まないこと」についての根拠のない思い込みがはびこっていて、それはそれでキャリア女性たちを侵食しているんです。