あなたがあなたらしく生きていることが何よりの親孝行
「なんでそう思うんですか?」
「だってそれが普通ですよ」
「なるほどー。普通ってどんなのが普通です?」
…すると説明しているうちにご本人が気づいてくれることも多いので、ぜひ試してみてください。ま、私の場合、たぶんコメカミがピクピクしているので、相手も迫力に負けて納得せざるをえないのかもしれませんけれどね。
根拠のない都市伝説なんかに惑わされてはいけません。出産してもしなくても病気になるときはなるし、ご両親にとってはあなたがあなたらしく幸せに生きていることが何よりの親孝行。娘が「孫の顔を見せてあげられなくてごめんなさい」なんて考えているって知ったら悲しみますよ。
ただ、出産経験のない方は婦人科をこわいと感じて足が遠のいたり、検査を億劫がったりしがちのように思います。
決して快適なものではありませんが、定期的なチェックは怠らないように、それだけは肝に銘じてくださいね。
※本稿は、『男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
『男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ』(著:下河辺さやこ/主婦の友社)
「女性活躍推進法」によって身近なものになった「女性管理職」。だが、男性管理職が圧倒的多数を占めるなか、管理職としての仕事に不安を感じていたり、昇進すること自体にとまどいを感じる女性は多い。なぜ、女性たちが昇進に不安を感じるのか、どうしたら男性優位の社会の中でうまく立ち位振る舞うことができるのか…。日本テレビ系列バラエティ『それって!?実際どうなの課』にたびたび登場し、「できる女」として注目を集める「Domani元副編集長」下河辺さやこが、仕事をする女性たちのリアルな現状をさぐり、現役会社員ならではのバランス感覚で仕事哲学を説く。女性たちの本音に寄り添う、今までにないビジネス本!