妥協コーディネートを生まないコツは、着回しという概念を捨てて、お気に入りを1つ決めておくことだそうで――(写真:『今日着る服がない!を解決する魔法の呪文』より)
中年になる過程で誰でも必ず通る「クローゼットはパンパンなのに」「何を着ていいかわからなくなる」というお悩み。パンツもスカートもシャツも、たくさんあるのになぜか今日着る服「だけ」がない。ウェブショップ「HACHITEN」のオーナー・佐藤加奈子さんも、かつては同じ悩みを抱えていたそうですが、今はそうした「あるある!」ネタを、4.5万人を超えるフォロワーを持つInstagramを通じてバッサバッサと解決しています。その佐藤さん「無理に着回しをするのではなく、お気に入りのコーディネートを1つ決めて」と言いますが――。

「着回し」という概念を手放せ

「着回ししやすいのはどれですか?」そう聞かれることが多いです。「着回し」って魅力的な言葉ですよね。おトクそうだし、おしゃれ上級者な感じがします。

でも服って、実はそれほど着回さなくてもいいのではないかと思うのです。この服はこのコーディネートだけって決めておけば、ラクじゃないですか?

「この間はこうコーディネートしたから、今日は変えなきゃ」って思うとストレスになるし、妥協コーディネートが生まれる要因にもなる。

無理に着回しをするのではなく、お気に入りのコーディネートを1つ決めておけば、ご機嫌な日が増えますよ。