ネットスーパーという救世主

我が子の乳児期は、コロナの感染拡大で、外食や買い物の自粛が呼びかけられていた。デリバリーサービスが一気に注目を集め、「Uber Eats」や「出前館」のバイクと自転車が街中を縦横に駆け巡る。ウチがよく利用したのは、ネットスーパーとAmazonであった。

ネットスーパーは、イトーヨーカドー、楽天西友、ライフなど、いろいろ試してみた。母子手帳を見せて登録すると配送料が割引になったり、「ママ割り」として楽天ポイントなどが貯まったりと、各社が育児家庭向けのサービスで競い合っている。使う時点で、どんな

サービスがあるのかホームページで検討してみるといいだろう。

「特にコロナの感染が拡大しているときは入場制限もあって、ベビーカーや抱っこひもで子連れの入店は厳しかった。トイレットペーパーや牛乳、液体洗剤といった生活必需品は重いし、赤ちゃんの頃は、本当にネットスーパーには助けられたわ」

そう話す妻は、加えて送料無料のAmazonからは、赤ちゃん靴などベビー用品を調達。妊娠中もマタニティウェアを楽天で注文している。妊婦にとってコロナはもちろん、風邪でさえ怖い。ネットの育児市場が急速に伸びていることを初めて知った。

足立区に引っ越してから、自宅からの徒歩圏内に5店舗もある100円ショップも活用している。息子が1歳になり保育園に行くようになってからは、1つの気に入ったおもちゃで長く遊ぶより、さまざまなおもちゃに触れたいようで、飽きっぽくなっていた。

落書きをするホワイトボード、おままごと用の包丁と野菜のセット、自動車や電車……どれを好きになるかわからないので、とにかくなんでもお試しで買ってみる。

男の子向き女の子向きといった先入観にとらわれず、与えたあとに関心を示したもので、次から次へと遊びを替えていくことが息子の刺激になっているようだった。