2)年金をお得に受け取るには、額面以外にも目を向ける

2022年4月から年金制度が改正され、公的年金の受給開始年齢の選択肢が広がりました。とはいえ、ベストな受給年齢は人それぞれ異なります。

65歳以降に遅らせる場合、1ヵ月ごとに年金額を0.7%増やすことが可能なため、無理なく働いて収入が得られる場合は受給を遅らせてもいいでしょう。

しかし受給額を増やしたいがために生活費を切り詰めたり、老後資金を取り崩したりしては意味がありません。むしろ受給開始を早めて長く生活費を維持するやり方がいいケースもあります。

ご自分の環境に合わせて柔軟に考え、生活できるように検討してください。

(イラスト:チームおゆき)