お金の使い方にはメリハリをつける

無理なく節約を長続きさせるには、お金の使い方にメリハリをつけることです。たとえば毎日の食事にはお手頃な食材を使っても、大好物のパンに付けるジャムだけはちょっと高価なものを買う。お正月休みに家族で旅行をしたいなら、ちょくちょくしていた外食を減らすなど。優先順位をつけて、カットできる部分を見つけていきます。

また、それまで漫然と続けてきた買い物のクセを見直してみるのも、一つの方法です。シニア世代の場合、親や子どもと同居していた大家族時代の習慣が抜けきらず、大容量サイズのものを買いこんでいないでしょうか。たとえば調味料やドレッシング類は、夫婦2人やおひとりさま世帯であれば、100円ショップのミニサイズが新鮮なうちに使いきれて便利です。

食材の買い出しは、特に無駄な習慣になっている可能性があるので要注意。わが家の場合、コロナ禍の外出自粛時期に「毎日行く必要はない」と気付き、週3日の「NOマネーデー」を設けました。買い物をしない、出かける時も財布を持たないと決めたところ、特に何も困らず、支出も確実に減らすことができたのです。

回数を減らすことで、何が足りないかをしっかり確認する必要も出てくるため、結果的に無駄な買い物をしなくなりました。また、家計簿をつける時間も節約できて一石二鳥です。