ささやかなお節を

子どもたちが家にいる頃は、しっかりとしたお節を作っていたのですが、今年は自分のためだけのつましいものを。

そもそも一人暮らしになってからは、お節自体あまり作ることはないのですが、賞味期限が近い「黒豆」「ごまめ」が安く売られていた際に購入していたので、それらを使ってささやかなお節を作ることにしました。

ちなみに、ご存じの方も多いと思いますが、消費期限と賞味期限は別のものです。

農林水産省のサイトによれば、消費期限とは、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。

賞味期限とは、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されているそうです。

つまり、賞味期限については、それを過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではないということです。

ですが、賞味期限が近づいてくると、少々先の月日でも値引きされて売られることがあるため、特に普段手が出しにくい高価なものについては、見つけたらチェックするようにしています。

また、2022年の「現代用語の基礎知識選ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に、販売期限が近いものを積極的に選ぶことを指す「てまえどり」が選出されていますが、食品廃棄が問題になる昨今だからこそ、賞味期限が近いものを率先して選びたいところです。