紫苑さん「小規模なお正月で、お節と寝正月を満喫することが出来ました」(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた71歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第5回のテーマは「ひとり正月でみつけたもの」です。

ひとり正月を迎えて

今年のお正月はどんな風にお過ごしでしたか。

里帰りをした方もいらっしゃれば、再び猛威を振るいつつあるコロナに翻弄された方もいるのかもしれません。

わが家では子ども二人がそれぞれの連れ合いの実家に帰ったため、私はまったくの”ひとり正月”でした。

例年は一人が帰っても一人は残るという具合で、どちらかの家族とは一緒にいたものですが、今年は一人。テレビも故障しているので、紅白も見ないまま年神様を迎えることになりました。

で、寂しかったかと聞かれると……それはなく、静かな正月もいいものだとあらためて実感いたしました。