想定していなかった恩恵を受けて

たとえば、子どもがまだ小さかった数十年前、映画に行くのは大きなイベントだったように思います。おしゃれして出かけては、帰りにはデパートの食堂などで外食をしたり。今となっては大切な思い出となっています。

しかし昨今はクリスマスやハロウィンなどのイベントも加わり、ガヤガヤする機会が自然と増えたように思います。反面、日本における一大イベントだったはずのお正月も、その意味を忘れ去られつつあるように思います。

子どもたちと会えなかったのは少し寂しかったけれど、こんなにお金を使わなかったお正月は、人生でも初めてかもしれません。

そして小規模になった結果、「お節」と「寝正月」を満喫することが出来ましたし、さほどお金をかけない食事や趣味を通じて、「自分を豊かにする節約」を楽しみ、身体にも心にもいいお正月を過ごすことができました。まさに想定外の恩恵です。

今年の干支は兎、私の干支、何回目かの年女になります。

兎に恥じない、飛躍の年にしたいと思っております。いましばらくよろしくお願いいたします。


71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』(著:紫苑/大和書房)

71歳、ひとりシニア。子どもたちが結婚してから60代で都内に小さな中古住宅を買った紫苑さん。フリーで仕事をしていたため、年金はわずか月5万円と、お金はないけれども不安はないし、今が一番幸せ。あるものを工夫する豊かで楽しい日々をご紹介。