ネタ中の「惚れてまうやろー!」というフレーズで一躍注目を浴び、現在では大好きなグルメを中心に年間200回以上のロケを行う“ロケ芸人”として人気急上昇中の「Wエンジン」チャンカワイさん。著書では、物事がうまくいかないときの考え方などを包み隠さず語り尽くしていますが、そのチャンさんいわく「仕事をする上で大切なことはヒーローにするべき人、モノはなにかを考えること」だそうで――。
「ヒーローは誰か?」を探れ
その仕事のお客さまは誰か?
僕はここを熟考するようになってから、自分が期待されている役割がわかってきました。
情報番組に出演し始めたころ、テレビを見ている一般の視聴者さんたちが、僕のお客さんだと考えていたんです。
だから、「うまいこと言ってウケたい」といつも狙っていました。お客さまの笑いを取りにいく、舞台やライブと同じ感覚です。
でもなぜか空回りが続きました。ウケを狙いにいった場面に限ってカットされてしまう。
「あれ。なんでやろ……」
焦った僕は「情報番組」について、よーく考えてみました。