クロちゃんいわく、アンチコメントには「だから?」という気持ちでいることが大事だそうで――(写真提供:徳間書店)
「普通の人だったらとっくに病んでいる。だけど僕は普通の人よりダメージを回避する術を知っている」と話すのは、日頃からバッシングを受け続けているという安田大サーカスのクロちゃんだ。特に『水曜日のダウンタウン』に出るようになってからは「クズ!」「嘘つき野郎!」といった罵詈雑言が連日のように殺到。ツイッターで挨拶するだけで、心ないコメントが山のように届くようになったといいます。そんなクロちゃん、実はビビリで相手からLINEの返信がこないと「嫌われている?」などと勝手に想像してしまうそうで――。

ガラスのメンタルだったからこそ生き残ってこれた

笑われるかもしれませんが、僕、自分のことは繊細な人間だと考えているんです。

裏切られたりするたびにショックを受けてきたし、男なのにメソメソ泣いてきました。

テレビ番組ですぐドッキリに引っかかるのも、要するに心がピュアだからだと思っています。

世の中には細かいことなんて一切気にしない精神的にマッチョな人たちもいますよね。でも、僕は「ガハハ!」って笑い飛ばすような豪傑野郎にはなれないんです。

例えばLINEを送ったけど、相手から返信が来ない。

「もしかしたら病気?」「電車に乗り遅れた?」「それとも嫌われている?」

……ビビリだから、いろんなことを勝手に想像して心配してしまう。自分の文章で相手が気分を害さないか、何度も読み返したりしますしね。

常に一番ひどい状況のことを想定するので、本当に最悪な事態には陥らないという言い方もできます。

臆病な自分が嫌いな時期もあったけど、ガラスのメンタルだったからこそ、なんとか今まで生き残ってこれたという面も確実にあるでしょう。