『婦人公論』12月号の表紙に登場した草笛光子さん

今こそやらなければいけない

私は昭和29年から20年以上、毎年ブロードウェイにミュージカルを観に行っていました。

あそこでは80代、90代の女優さんが楽しそうに歌って踊り、お客さんがワッと沸いて舞台と客席が一体になるんです。

私、80代になったらこういう愛嬌たっぷりの役者にならなきゃ、と思いました。

気がつけば、もうその年代。今こそやらなければいけないと思っています。あの人が出てきたら楽しい、明るい気持ちになると思ってもらいたい。

そうでなければ、生きている甲斐がないじゃない。いい女優になるために、まだ当分、闘いを続けなきゃね。

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