人の気質はまず、大きく3つに分かれている

人の性格の土台となる「気質」について、詳しく見ていくことにしましょう。

気質は、まずは大きく3つに分かれています。

私が学んだ日本コミュニケーション心理学協会の溝口和廣会長の考案にもとづいて、まずは土台である気質を次の3つでお伝えします。

なお、アメリカの心理学者であるシェルドンの「頭脳緊張型」「内蔵緊張型」「身体緊張型」、ドイツの学者クレッチマーの「同調性気質」「内閉性気質」「粘着性気質」と、スイスの心理学者であるユングの「内向―外向」「思考―感情」「感覚―直感」のタイプ分け理論を組み合わせています。

(1)理論型(I型=Intellectual)
(2)感覚型(E型=Emotional)
(3)行動型(P型=Physical)

思考を重視する理論型気質

(1)理論型とは、思考を重視する気質タイプであり、何事にも「なぜ?」と理由を聞きたがります。理由を知って納得してから動こうとする傾向があります。

自分なりに考えて、段取りをして準備が整ってから行動したい気質なので、行動を先に促されたり、急かされたりするのが苦手です。

また、知的な表現や言い回しを好む、分析的な態度を取る、終わったことよりも未来のことを考える、といった特徴があります。