果たして今年のバレンタインデーは…
また、座長さんやヒロインらから高級な差し入れが連日届くドラマや映画の現場では、焼肉弁当やコーヒーのケータリングと同等の豪華なチョコレートが配られると聞きました。
ドラマの現場につくことが多いヘアメイクさんに聞いた「これまででいちばん驚いた豪華なバレンタインチョコ」は、ある女優さんが用意した《チョコレートファウンテン》だったとか。それも、ホテルから調理人がいらして、苺やマシュマロなども大量に用意され、共演者やスタッフらとチョコレートフォンデュを愉しんだそうです。コロナ禍前の《お遊び》的要素も含まれたバレンタインイベント。いまは、個別包装のチョコを配ることぐらいしかできませんが、それでも、貰った人たちには笑顔がこぼれること間違いないので、私もその笑顔が見たくて、毎年、かなりの個数(つまり、かなりの金額)を配っているところです。
実は、総合演出のディレクターや、チーフプロデューサーの中には「義理チョコ禁止令」を出している人も少なくありません。「あんなくだらないものはない」「お返しを期待されているのはマジで面倒」「もっと違うことにお金を遣え」などというのが代表的な御意見。一般の会社の中にも、こうしたルールがあるところもあるそうですね。
果たして今年のバレンタインデーには、どれほどの義理チョコが飛び交ったのやら……。火曜…土日と違って、会社の人とどうしても会ってしまう平日ゆえ(リモートの会社はその限りではありませんが)、あげざるを得ない雰囲気もあるように思います。ちなみに今年の私の義理チョコ代は、例年よりは少なくてもやはり「万単位」でした。マンションの管理人さんや清掃員の皆さん、2期連続で理事長をしているので、いつも御世話になっている理事の皆さん、仕事先の警備室の皆さん……などにも差し上げているのでこの金額になります。
やり始めるとやめるチャンスを失う。御中元や御歳暮と一緒ですね。あ、年賀状には「年賀状じまい」というのがトレンドになりつつありますね。「バレンタインじまい」……、いつかやってくるのでしょうか。「義理チョコじまい」は、近い将来、やってくるような気がしないでもありません。皆様、素敵なバレンタインデーを御過ごしください。