抱っこされているのは赤ちゃんのころの結浜。立派な爪が生えています(写真提供:アドベンチャーワールド)

実は「危険動物」なんです

環境省は「人間に危害を与えるおそれのある危険な動物とその交雑種」を「特定動物」として、動物園や研究施設などの目的がはっきりした施設でしか飼育できないと定めています。パンダもそのなかに入ります。

でも、普段は全般におっとりして、穏やかな動物です。

ただ、とても鋭くて大きな犬歯を持っており、万が一、噛まれたら大変です。体が大きく力が強いこと、とても鋭いカギ爪を持っていることから、前肢を使った本気の攻撃を受けたら、人間は相当なダメージを受けるでしょう。

野生で子育て中の母親が、ジャッカルを追い払う映像を見たことがありますので、危険が迫れば本気の応戦ができる能力があるようです。

でもアドベンチャーワールドでふだん見ていて、気が立っている、イライラしているなと感じるのは、まだ食べたいのに竹がない、おなかがすいているのに用意された竹に気にいるものがないというときぐらい。明らかに不機嫌な顔になります。

おとなになると、飼育スタッフでも必ずオリをへだてて対応し、触ることはしません。移動も誘導に従うようにトレーニングしたり、リンゴなどの食べ物で気を引いたりして、基本的には体には触りません。なお、運動場からバックヤードへの移動や、隣の部屋への移動などの際は、トラやライオンなどの猛獣の管理と同様に、スタッフは必ず2人1組になって安全を確認しながら行っています。

赤ちゃんのころは自分で歩いて移動ができるようになるまで、スタッフが抱っこして移動させています。