魔法の言葉「ありがとう、うれしい」

そういう普通のこと、あたり前だと思ってることに気づいて、毎日喜ぶ。

「やったー、ラッキー」って。

年をとったら、そういうことをあたり前だと思わないで、新鮮に感じる。そんなアンテナを張っているの。

『85歳のひとり暮らし─ありあわせがたのしい工夫生活』(著:田村セツコ/興陽館)

魔法の言葉は「ありがとう、うれしい」だからね。なんでも「ありがたい、うれしい」と思うと、だいたい心配事がほとんど消えていくような気がする。

赤ちゃんのような気持ちで、毎朝まわりを見る。わあ、鳥が鳴いてるとか、虫がかわいいとか。

だんだん大人になったら、すごく感覚が鈍感になってきて、何に対しても驚かずに、あたり前だと思って過ごしちゃうじゃない? それって、とてももったいないと思うのね。