八百屋さんも大好き

それから、郵便局に行ってポストに郵便を入れたり、八百屋さんに行ったり。

八百屋さんも大好きなの。

郵便局に行こうと思うと、途中に八百屋さんがあるのね。

だから、ポストに郵便を入れる用事が済んだら、八百屋さんに寄って、玉ねぎやリンゴを買ったりするのよ。

好きな言葉やひみつのメッセージを書いて並べているというセツコさん(撮影:後藤朋子/写真提供:興陽館)

そうすると、ちょっと荷物が重くなるでしょ?

「ああ、これはリフティングにいいわね」とか思うの。

歩くのにもちょうどいい距離で、のんびりのんびり歩くわけ。

9時半からやってるカフェもあるから、そこに入ってコーヒーを飲んだり、バリスタと「昨日は地震があって怖かったわ」みたいな世間話をするわけよ。

朝はだいたいそんな感じね。

※本稿は、『85歳のひとり暮らし─ありあわせがたのしい工夫生活』(興陽館)の一部を再編集したものです。


 『85歳のひとり暮らし─ありあわせがたのしい工夫生活』(著:田村セツコ/興陽館)

食べものも着る服もありあわせ。お金をつかわずかわいくておしゃれに工夫生活!

今年85歳になる田村セツコさんの素敵なひとりの暮らしかたが詰まった一冊です。朝、昼、晩まで一日の生活をエッセイと写真でおくります!