震災後にどうなったか

かつての私は、近所にスーパーマーケットがあったことから、「何かあったとしても、食べ物もライフラインもなんとかなるだろう」と大した備えをしていませんでした。

それが震災後には、どうなったのか。

スーパーは数日から数週間、中には数か月間閉まっていたところもざら。ようやく開けば、そこには長蛇の列。2,3時間待ち、その上で「購入できる食品はひとり5点まで」などの制限が設けられました。

それでも「買えるだけありがたい」と感じていたのをよく覚えています。

さらにライフラインについては、仙台の私の住まいの地域では復旧に、水はおよそ1週間、電気は1週間、ガスに至っては1ヶ月か、それ以上かかったところもありました。

食糧品が手に入らない、お風呂も入れない。

そんな不自由な経験を経て、わが家の場合、家族3人×2週間分の食品を備蓄することを決めました。なお一般的に備蓄は最低でも3日分、できれば1週間分が理想とも言われています。私自身としても、もし自宅にとどまる場合でも、2週間分の食料があると、安心感が違うように感じています。