「備蓄」は2種用意

その備蓄は大きく2種類に分けて考えています。

一種類目がキッチン。キッチンにはペットボトルの飲料など、消費しながら補充する「ローリングストック」の手法で管理するものが置いてあります。

さらにもう一種、玄関に長期間日持ちする非常食一式が入った「大きなバッグ」と、家族それぞれ一人分の一日分の食料を入れた「非常用持ち出し袋」を用意してあります。

阿部家の家族それぞれ一人分・一日分の食料を入れた「非常用持ち出し袋」(写真:著者)

玄関にこれらを置いているのは、最初に避難する際、とりあえず「非常用持ち出し袋」を持って家を出る、という状況を前提としているから。

その後、余震などが落ち着いて、家に帰宅できるようになったなら、非常食の入っている「大きいバッグ」を取りに来て、再び避難先に戻る、といった流れを想定しています。

キッチンにあるローリングストックについては、以前の記事で詳しく記しましたが、緊急時でも安心感を得られるよう、ふだん食べ慣れているものをなるべく多く置くようにしています。もちろん「管理できる量」「消費期限内に入れ替えできる量」といった条件を守って、ですが。