必ずバッグの中に入れるようにしているもの

いま私が外出する際に、必ずバッグの中に入れるようにしているものがあります。その一つがペットボトル飲料(もしくはゼリー飲料)です。

これは、大きな揺れのあと、コンビニエンスストアから食べ物や飲料の類が本当に“あっ”というまに無くなった、という経験をしているからです。ペットボトルは飲みながら補充するという「ローリングストック」、ゼリー飲料は「非常食」のような位置づけになるでしょうか。

続いてモバイルバッテリー。

震災時にはそのたぐいのものを持っていなかったので、バッテリー切れを恐れ、携帯電話は家族との連絡手段にのみ使うようにしました。反面、「今何が起きているのか」といった、リアルタイムの情報を思うように得られなかった、という反省もあってのものです。

あとは雑品をまとめた小さな袋。なかには公衆電話で使う小銭に、自分の居場所を知らせるためのホイッスル。あと、携帯トイレもしのばせています。外出時には、これらを中が見えるメッシュのバッグインバッグに入れて持ち歩くようにしています。

私が普段持ち歩くようにしている「外出時用非常時対策グッズ」(写真:著者)

人はどこで災害に遭うか分かりませんが、それ以外、たとえば悪天候のために、乗った電車が長時間停まる、といった状況もあるでしょう。これらがバッグの中にあれば、それだけで安心材料になります。