災害に向けた車中の備え

震災時に運転中だった経験を踏まえて、車中の備えにも気を配っています。

「非常用持ち出し袋」のほか、窓ガラスを割って外に脱出するための専用ハンマーをダッシュボードに入れています。これは津波や川の氾濫に遭って車が浸水し、水の圧力でドアや窓が開かなくなったときを懸念してのもの。

ダッシュボードに入れている脱出用ハンマー(写真:著者)

また「備え」ではありませんが、「習慣」として、給油ランプがついてから給油するというのを改め、メモリが半分になる前など、早めに満タンにするよう心がけています。

前回の記事で、震災後にはスーパーマーケットが何日も開かなかったと記しましたが、それはガソリンスタンドも同じ。ようやく開いたら開いたで、スタンドに何時間も並ぶことになりました。まだ肌寒い時期、開いたスタンドに並ぶ間、ガソリンの減りを抑えるためにエンジンを切って寒い車中で待機せざるをえなかった経験からです。