家だろうと外出先だろうと
「津波てんでんこ」という言葉があります。これは「津波がくるまえに、てんでばらばらにそれぞれが高所に逃げる」という意味で、我が家では教訓にしています。
逃げるだなんて、なんだか冷たく感じるかもしれませんが、震災を経験した身としてその重要性は痛いほどよくわかりますし、やはり正しいことだと思います。震災の被害が大きかった地域に住む私たちですら記憶が薄れつつある現在、今一度その意味を噛みしめたい言葉でもあります。
以上、自ら気を引き締めたいと思いも込め、震災対策についての内容を、二回にわたって伝えさせていただきました。
家だろうと外出先だろうと「何かあるかも」と考えて、非常時の備えをしておくことは大切です。そして万が一、そうした場面に遭遇することがあれば、何よりも優先して命を守る行動を採る、ということは忘れないでほしいと思います。