2023年4月号
見どころ動画配信中!

[特集]
しんどい付き合い、家事、お金……〉
やめてスッキリ、幸せになる

惰性で続けている年賀状に、定年夫の食事づくり。ちょっとだけのつもりで始めた子ども家族への援助……。本当はやめたいのに、やめどきがわからず、なんとなく続けていませんか?人生後半を軽やかに生きるために、本当に必要なモノやコトを見極めたいもの。そうすれば、きっとあなただけの幸せが見えてくるはずです

●注目記事●

〈78歳の転機〉 
老朽化でクレヨンハウスをお引越し。
新たな夢を思い描いて 

落合恵子

作家の落合恵子さんは、2022年11月、多くの人に愛されてきた児童書専門店の移転を決断。いまの心境と、これからの挑戦について聞いた

東京の表参道で子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を開いて47年。昨年11月に表参道を離れ、翌月に吉祥寺で新たなスタートを切りました。余談ながら、絵本をはじめ「子どもの本」と呼ばれる作品は、年齢制限なし、です。

ここ吉祥寺では、1階がオーガニックの野菜や食材のマーケット、そして、そこに入ってくる食材を調味料からすべて使ったオーガニックレストラン。オーガニックコスメ、インナーやアウターなどを集めたコーナーなどもあります。2階は子どもの本と、安全で安心な、主に木のおもちゃを集めたフロア。地下にあるのは、ギャラリーと女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」。その本たちの居場所は、現在(2月中旬)まだ未完成です。表参道店同様、フェミニズムをはじめとして内外の女性史などテーマ性のある本を取り揃え、書棚を前にしながらこの本はどこに置こうかな?と悩みつつ楽しんでいます。とりあえず移転し、走りながら徐々に整えている状態です。(一部抜粋)

他にも、安奈淳さんのインタビュー「病をきっかけに 本当に大切なものが見えてきた」、奈美悦子さんのインタビュー「“家庭内別居”で 無駄なストレスなし」、やましたひでこさんのライフスタイル「断捨離を突き詰め、スーツケース1つでどこへでも」、読者177人アンケート「〇〇を手放したら肩の荷が下りた」など。
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[第2特集]
実は栄養価抜群!
もっと缶詰を食卓に

年齢を重ねて食が細くなったり、家族が減って料理が面倒になったり。そんなシニアの「新型栄養失調」が、社会問題になっています。いつまでも元気で活動的に過ごすには、何よりも健康的な食事が大切。そこで活用したいのが、缶詰です。栄養価が高くて、日持ちもして、備蓄しておけば防災食にもなる缶詰を上手に活用しませんか

●注目記事●

〈ジビエから漬物まで〉
個性豊かなご当地グルメ
黒川勇人

日本各地の名産が手軽に味わえる缶詰が注目されています。缶詰博士・黒川勇人さんのおすすめは?

缶詰といえば、災害用備蓄品だと思っていませんか? いま缶詰の世界は百花繚乱。食材も味付けも、実にバラエティに富んでいるのです。

背景には、ここ10年ほどの缶詰ブームがあります。缶詰が注目され始めたのは2011年、東日本大震災がきっかけでした。関東圏でも計画停電が行われたことから、常備食として買い求める人が増え、その結果、多くの人が「缶詰って美味しい」と気づいたんです。時を同じくして、高級路線のおつまみ缶詰シリーズや、タイカレー缶詰が人気を集めたこともブームに拍車をかけた。18年にはサバ缶ブームもありましたね。(一部抜粋)

ほかには、久保奈穂実さんによるノウハウ「加えるだけで 健康ごはんの出来上がり」があります。
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[読みもの]

〈私らしい選択で〉
ステージⅢの食道がんに明るく向き合える理由
秋野暢子

いつも朗らかで健康的な秋野暢子さんが、2022年6月、食道がんと診断された。闘病の様子をブログで発信、前向きな姿が共感を呼んでいる

かかりつけのクリニックの紹介で訪れた大学病院。検査を終えて診察室に入ったら、モニターに私の食道の画像が大きく映し出されていました。入り口のところには不自然な膨らみがボコボコと。

「先生、これ、がんですね」

「はい、がんです」

テレビドラマならショックで先生の声すら聞こえなくなるでしょう? でも私は不思議とそうならなかった。なってしまったことを嘆いたってしょうがない。それよりも治すことを考えなくては。頭の中がカチッと「治療モード」に切り替わり、口をついて出てきたのは、「どうやって治すんですか?」。医師は「ここでは治せないから」と、頭頸部(目の下から鎖骨までの部分)の専門医がいる病院に紹介状を書いてくれました。
(一部抜粋)

 

〈それぞれ伴侶を見送ったふたり〉
78歳と74歳、「架空恋愛」から半年でスピード婚!
前田吟×箱崎幸子

俳優の前田吟さんが再婚しました。お相手の箱崎幸子さんは、歌手だった夫・箱崎晋一郎さんの遺志を継いで自らも歌手デビューしたという経歴の持ち主。それぞれに人生の第一幕を終えたふたりが、出会って半年で結婚した胸の内を明かします

吟 僕らの結婚がこんなに騒がれるとは思わなかった。取材のお話が次々に来るなんて。(笑)

幸子 私の周囲の人たちもビックリしていました。報道を見て、「ホントなの?」ってジャンジャン電話がかかってきて。婚姻届を出すまで、吟さんとのことは子どもたち以外の誰にも話していなかったから。

 どうして?

幸子 だって、この歳になって恋愛をしたと騒ぐのは大人げないでしょう? それに、まだどうなるかわからないって、ずっと思っていたから。娘も最初は言ってました。前田吟さんはイメージのいい俳優さんだけど、実際はプレイボーイなんじゃない? お母さんはからかわれているだけよ、って。

 ワハハ。急展開だったからねぇ。
(一部抜粋)

 

[グラビア]

〈世間の評価は気にしない〉
輝きのあるヴィンテージを目指して
草彅剛

大河ドラマから現代劇まで、幅広い作品で鮮烈な印象を残す俳優、草彅剛さん。どのように役柄に向き合っているのか尋ねたところ、意外な答えが――

現在出演中のドラマ『罠の戦争』は、『銭の戦争』(2015年)、『噓の戦争』(17年)に続く「戦争シリーズ」の第3弾。ドラマ主演は6年ぶりです。

僕が演じているのは、命を懸けて尽くしてきた政治家から裏切られる議員秘書、鷲津亨(わしづ・とおる)。息子が重傷を負わされた事件のもみ消しをその政治家から迫られ、復讐を決意する――という物語です。「弱い者には弱い者なりの闘い方がある」と、知力を尽くして罠を仕掛け、権力者たちを追い込んでいきます。どんでん返しに次ぐどんでん返しで、誰が黒幕なのか全然わからない。僕はふだん、台本は自分の台詞しか読まないタイプなんですが(笑)、今回は「犯人は誰なんだ!?」と、続きを読むのが楽しみで仕方がなかったです。

最近は自分より若い方たちと現場でご一緒する機会が増えてきました。(一部抜粋)


他にも、

〈緊急寄稿「文春砲」なるものへの反論〉
15時間の花嫁
上野千鶴子

〈あるがままを受け入れる〉
母・認知症、父・酔っ払い、姉・ダウン症。
「これって介護?」な日々

にしおかすみこ

〈アイドル、役者、そして……〉
小説家の僕が“書けない作家”を演じることに
加藤シゲアキ

〈これから先も好きなことを〉
95歳ひとり暮らし。日々新たな心で歌を詠む
馬場あき子

〈家族って何だろう〉
生まれる場所は選べない。それでもサバイブする強さを
川上未映子×信田さよ子

〈パンダ日和特別篇〉
さよならシャンシャン
撮影◎高氏貴博

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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