得意分野と苦手分野がある
ただ、よく考えてみてください。いくら経験豊富なジャーナリストでも、すべてのジャンルの取材経験があるわけではありません。
「事件取材が専門」「政治部一筋」とか「海外特派員の経験が長い」など、それぞれ得意分野があります。
ということは、裏を返せば苦手分野もあるということで、コメントしにくいニュースがあっても当然です。
神さまではありませんから、なんでも知っている人などいるはずがありません。
「視聴者の共感」を大切にするワイドショーであれば、苦手なジャンルについて少し的外れなコメントをしても、それはそれで感想として「アリ」かもしれませんが、事実を正確に伝える使命を持つニュース番組では、いくらジャーナリストでも門外漢の感想や解説は、むしろ視聴者をミスリードするおそれがあります。