「多様性の時代」に育った人々をひとくくりにする矛盾

考えてみれば、生まれてきたときから大量のコンテンツと便利なツールに恵まれていた世代ですし、「多様性の時代」つまり人と違うことが素晴らしいとされる時代に育った人々を「Z世代」とひとくくりにすること自体がなんだか矛盾をはらんでいる気がしますもんね。

まあ、個人個人ぜんぜん違うわけです。

そこへ向けてかなり乱暴に「お笑い第7世代とユーチューバーを出しとけばなんとかなるさ」みたいに大量投入して番組をつくったわけですから、失敗して当然です。

当時まだ「第7世代」には残念ながら実力も経験も足りなかった。だから芸人としてそんなに面白くもなかったし、早すぎたわけです。

しかし、ここにきて彼らがまたジワジワと復活してきているのは、まさに経験を積んできたからですよね。期待したいです。