五代目円楽一門会の落語家たち。毎月1日から15日まで、お江戸両国亭で一門の落語会を開催する(写真提供:植野さん)

植野 師匠は、プロレスラーは自宅に入れるのに私のことは入れない(笑)。コロナ禍で『笑点』をリモート収録することになって機材の準備で入りましたが、それくらいです。仕事とプライベートは完全に切り離していましたね。だから私も留美子さんとなかなかお会いする機会がなかったんです。

 私たちがここまで親しくなったのは、7年前にある騒動があって、連絡を取り合うようになったからですよね。

植野 一気に親しくなった(笑)。でも、私たちが連絡を取り合っていることを、師匠は最後まで知らなかったと思いますよ。あくまで仕事相手の私は、家族には近づけない。だからたくさん人が集まるという噂の新年会にも、私はうかがったことがありません。(笑)

 正月には毎年、大勢の方がいらっしゃいました。定番メニューは楽ちゃんが作るキムチ鍋と、私のカレー。楽ちゃんはグルメなように思われていますが、実際はすごい偏食家。

魚介類で食べられるのはマグロとイカだけ。アジは塩焼きや刺身はダメだけど、開きなら食べる。鮭は塩焼きなら食べるけど、生はダメ。結婚するまで知らなかったので、びっくりでした。