【投資】現金の割合を増やしていく
人生後半の資産に余裕があるようなら、投資を行う選択肢もあるでしょう。危険なのは、貯蓄があまりないのに、虎の子の退職金を投資に回すケースです。
定年退職すると、さまざまな金融機関から運用の勧誘があります。まとまった額のお金を寝かせておくのはもったいないと、つい投資に気持ちが向いてしまう。ですが、退職した時期が、投資を始めるのに適した時期とは限りません。
投資は買い時を見極めて行うもの。退職金が入ったら、とりあえず普通預金に入れておけばいい。私の夫も昨年定年退職しましたが、退職金は振り込まれた銀行口座に預けたままです。
また、投資信託や株などの運用商品で利益を出すには、手間がかかります。さらに、必要な時、相場によっては換金しづらい可能性も。少しずつ現金化し、預貯金の割合を増やしましょう。
整理は遅くとも75歳には始めるべき。相場を見て、利益が出たタイミングで現金化していく。80歳頃にはスッキリしたいものですね。