(写真撮影:本社・奥西義和)
男性ヴォーカルグループLE VELVETS。
クラシックをベースにジャンルという垣根を取り払い、音楽として楽しんでもらおうというグループでテノールを務める佐藤隆紀さんが、4月29日に行われる「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2023」に出演する。世界中で愛されるディズニーから生まれたたくさんの名曲を、ディズニーに縁のあるアーティスト(フレンズオブディズニー)が歌い上げるというぜいたくな舞台への参加は、佐藤さんにとってひとつの夢の実現だという。
LE VELVETSが結成15周年を迎え、同時に佐藤さん自身の芸能生活も15周年を数える記念すべき年、昨年に続き、この舞台への出演が決まった佐藤隆紀さんの舞台にかける意気込み、そして今後にかける思いとは―――。(構成◎吉田明美 撮影◎本社・奥西義和)

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僕の音楽の原点はディズニー

小さいころからディズニーが大好きなこどもでした。母がディズニーのファンで。僕のためにディズニーのビデオをたくさん揃えてくれていました。ディズニーなら曲もストーリーも全部好き。特に「アラジン」が大好きでしたね~。物心ついたときから擦り切れるほど何度も何度も見て、歌っていました。

ディズニーの音楽観が僕にぴったりはまっていたという感覚で、小学生になり、思春期を迎えても、心の奥底ではずっとディズニー音楽が流れていたかもしれません。僕の音楽の原点はディズニーだと言い切ることができます。

佐藤さんのお気に入りの「ライオンキング」「アラジン」のDVDと、ニューヨークで購入したライオンキングのヴォーカルスコア(写真提供◎佐藤さん)

昨年、ありがたいことに初めてこの「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート」に出演させていただけることになり、レジェンドたちと同じ舞台に立てたことに感動しました。リハーサルで最初に山寺宏一さんのジーニーを生で聴いた時にブワッと鳥肌が立ちました! ビデオでは本当にジーニーが歌ってると思っていたから、同じ声が生で聴こえているのが不思議で…。(笑)

東京国際フォーラムホールAのあの空間は拍手の量も半端なくて、その声援もすべてセットで幸せを感じることができました。

今は、毎日公演に向けて、練習しています。何を歌うか? それは当日までのお楽しみです(笑)。 よく聞く名曲から悪役の歌まで登場するので、間違いなく楽しいですよ!