舞空さん「気持ちをお届けできるようにお稽古していきたい」

『1789』といえば、そのフレンチ・ロック・ミュージカルならではの楽曲が魅力。舞空さんも夢中になったようで……。

「(月組公演を観劇した際)思わず素晴らしい楽曲に胸を打たれて、即座にCDを買ってしまった思い出が。聞いていてドキドキワクワクするような楽曲だと思います。でも歌わせていただくと本当に難しくて……。気持ちをお届けできるようにお稽古していきたいと思っています」(舞空さん)

「気持ちをお届けできるようなお稽古をしていきたい」と語る舞空瞳さん(写真撮影:本社・奥西義和)

前回の公演との変更点は、2幕でロナンが歌う新曲「愛し合う自由」だけでない。15年の月組版では、ヒロインのマリー・アントワネット(演・愛希れいかさん)が歌った「許されない愛」はオリジナルに戻ってオランプが歌う。また、東宝版で新しく加わった、ロナンと革命家たちが仲間になる場面の楽曲「革命の兄弟」も入るという。

「本当は全部歌いたいのですけど、上演時間がありますので。今回は星組生に応じてナンバーを再構成しています。だから月組版を見た方には『ああ違うんだな』と思われるところが何ヵ所かあると思う」と語るのは小池さん。

潤色・演出を手掛ける、小池修一郎さん(写真撮影:本社・奥西義和)

「最後バスティーユにいよいよ向かうときに踊るナンバーが大好きで、あそこだけ何回も何回も見返すくらいです。今エンジンをかけている星組の男役たちが暴れるのが楽しみ。引っ張っていけるようにできたらいいなと思います。ボディパーカッションのある『誰の為に踊らされているのか?』は、ロベスピエールを演じる極美慎にがんばってもらいましょう(笑)」と礼さんも期待大。