実力を持ちフレッシュさを失わないのが魅力の2人

礼さんは、4月10日まで主演していた『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』で、フレンチ・ロック・ミュージカルの神髄に触れたという。

「作曲の太田(健)先生からいただいた、『フランスのミュージカルにおいて、ロックで歌うときは、物語を進めているというよりも、自分自身の感情をただぶつけているだけだ』というお言葉がすごく腑に落ちて。同じメロディが何回も何回も繰り替えされるという印象があるので、その中でどのように自分の気持ちを組み立てていくか、考えていきたい」(礼さん)

ますます成長を見せる2人(写真撮影:本社・奥西義和)

小池さんも、2人の成長を感じると話す。

「(『赤と黒』を見て)礼真琴がより歌唱力も演技力も増していると感じました。それなのに不思議なことに『老けない』というか、『初々しい』というか、少年のようですよね。そういう弾力性がすばらしい。歌唱力+リズム感のあるロックテイストの歌を歌う能力は日本でも屈指だと思いますので、この公演の中でもますます磨かれていくと思います。舞空瞳も初々しさを失わず、でも技術はどんどん増している。今日もデュエットの歌を聴いていると、礼に負けない歌唱力をしっかりつけてきている。実力を持ちながらもフレッシュさを失わないのが2人の魅力ですね」(小池さん)

「老けない」発言には、礼さんも思わず爆笑。