「なぜたこ焼きは大阪発祥なのか?」について東大式に考えていきましょう(写真提供:Photo AC)
誰もが知る名門「東京大学」。入学には、最難関とも言われる試験を突破する必要があります。一方、数百人もの受験生を合格に導いてきた人気予備校講師・宇野仙さんは、「東大生の多くに身近な疑問を考える習慣が備わっている」と言います。そこで「ドラゴン桜」の作家で東大生の西岡壱誠さんと、東大式の思考法を身につけられる問題を用意。今回は「なぜたこ焼きは大阪発祥なのか?」について東大式に考えていきましょう。

なぜ「たこ焼き」は大阪発祥なのか

問題

みなさんは、たこ焼きは好きですか?

たこ焼きは、独特の形をしたプレートに、小麦粉ベースの生地を流してタコを入れ、丸く焼いて食べる、大阪のソウルフードですね。

「築地銀だこ」などの全国チェーンもあり、お祭りの屋台では必ずと言っていいほどたこ焼き屋を見かけます。

日本人であれば一度はたこ焼きを食べたことがあるのではないでしょうか。

でも、たこ焼きってなんで、大阪が発祥なんでしょうか? 大阪にタコのイメージってあんまりありませんよね。

大阪でたこ焼きが生まれたのは、どんな理由があるのでしょう?

関西といえば、お好み焼きなど粉物のイメージはありますね。これは、関西地域が日本で小麦を作っている地域である瀬戸内地域に近く、小麦を集めやすかったからだと言えるでしょう。

しかしだからと言って、あの特殊なプレートで作るたこ焼きが生まれる理由としては弱いような印象があります。

どうしてたこ焼きは、大阪でできたのでしょうか?