ピロリ菌は気づかないうちに胃を荒らす

ピロリ菌は昔の井戸水や、衛生環境の悪い水などから感染するもので、現代の衛生環境はかなり改善されているので、必然的に感染者も減っているのです。

しかし、今の中高年にとっては話が別で、知らないうちにピロリ菌を体内に取り込んでいて、気づかないうちに胃を荒らされている恐れがあります。

なかなかピロリ菌の有無を確認する検査があるという事実を知らずに年月が経過してしまう場合もあり、ピロリ菌については本来早めに知っておいてほしいところです。

検査方法としては、血液検査でピロリ菌に対する抗体を調べたり、尿検査を行ったりすることでわかります。治療はピロリ菌を退治する抗生物質を使用します。

実はピロリ菌除菌の有効性についてはまだ論文としては決着がついていない(既に胃を荒らされてしまったなら、除菌しても意味がないのではないかという意見もある)のですが、個人的には自分だったら胃がんのリスクを上げると確実にわかっている細菌が体の中にいたら、除菌しておきたいなあ……と思うところであります。

あなたはいかがでしょうか?