40年前のゴールデンウィークの思い出

目をつぶって、40年前のゴールデンウィークを懸命に思い出してみると、朝早くから出かけた記憶。朱色がほとんど禿げたシャベルと熊手とプラスチックのバケツを持って、父のパジェロで行った。車で家族で出かけるのは楽しかった。

隣を走る車のナンバーの4桁を足して合計の数字を出す速さを弟と競ってみたり、サービスエリアで普段食べられないホットドッグを買ってもらったりした。

潮干狩りも日が暮れるまで競い合ってとった。中腰の姿勢で、サンダルで、結構冷たい風がふいていて、なかなか厳しい環境だった。楽しいような、帰りたいような気分だった。

青木さんと弟(中央)と、お母さん

大勢の家族連れがいて、貝に夢中になっていると、あっという間に両親を見失った。あちらこちらで迷子の子が泣いていた。アサリじゃなくてバカ貝ばかりがとれた。それでも弟より沢山のアサリがとれて気分が良かった。