はじめて一歩を踏み出して

ひとりで向き合わなきゃコマを進められないんだと思っていた私に、4人で過ごす時間を当たり前にしてくれた人。

無理矢理ではなくマイペースに、子どもたちとの笑顔を増やしていってくれました。過去ごとまるごと私を尊重してくれました。

端から見れば「そんなの当たり前」に映ることでも、現実に生きる心はそんなにきれいに進まない。勝手に繰り広げる私の葛藤をスポンジのように吸収し、泡のように軽くしてくれ、悔しさで流れる涙を、ため込んでいたぶんだけ流させてくれる。

これまで踏み出すことはできなかった一歩を、私はそこではじめて前に出すことができたんだと思います。