謝ったら、謝ることを怒られて

母として。女として。

2つの脳の自分が葛藤してはくたびれて、「欲張るな」とふたをする。

『だいじょうぶじゃなくてもだいじょうぶ』(著:西山茉希/大和書房)

離婚してから3年ほど経った時。はじめての一歩を踏み出させてくれる人との出逢いがありました。

「また会おう」

「『また』は難しい。子どもがいるから」

「子どもがいてもいいじゃん」

「え、子どもがいてもいいの?」

「なんでそんな言い方するの?」

「……ごめん」

謝ったら、謝ることを怒られました。