国内のフォロワー数ランキング56位に

Dさんは服飾専門学校に入学すると、アジアのファッションウィークでコンサルタントの仕事をする特別講師と出会い、シンガポールでの仕事に同行。カタコトの英語で交渉しながら地元のおしゃれな人たちを撮影。以後、バイトでお金を貯めては、アジアのあちこちでスナップ写真を撮り溜めてインスタで発信する。これが原点となった。

社会人になってからは、彼のフォロワー数に目をつけた芸能事務所に騙されたりもしたというが、フォロワー数100万を超えた頃から、老舗ブランドからパリコレなどの有名ファッションショーに招待が届くように。ジェレミー・スコットやポール・スミスなど、世界のトップデザイナーとも交流するまでになった。

現在は、国内のフォロワー数ランキング56位（2023年4月5日現在）となり、「素人」にしてInstagramを中心に人生とビジネスを成立させたプロインスタグラマーとして活躍中。「誰でもできる」というInstagramに「愛される」ことを愚直に続けて世界中で300万人のフォロワーを獲得している。企業Instagram運用の支援や、韓国やトルコとグローバルなビジネス活動を続ける一方、自らの夢であった「犬猫の殺処分」を減らす社会的活動を行っている。

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インタビューでは、成功の秘訣を「有名芸能人でもないのにフォロワー数を伸ばせたのは、〈フォロワー数を確保したい〉という意識が希薄だったからかもしれません。常に〈自分が見る側の立場なら、どうすればフォローしたくなるだろう？〉と考え、そのための勉強を重ねただけ」と語っていたDさん。

新刊の発売を記念し、Instagramの運用に悩んでいる企業や、Instagramで自己実現したい個人など100人に「D」が1on1で直接コンサルティングを行う「個人＆企業コンサル100人斬り」を開催するという。

逆境にあっても自分を信じて夢を追いかけ、「リスクを背負ってでも、自分のスタイルを貫きたい。何より、僕を温かく見守り、支え続けてくれた両親とフォロワーさんに、何らかの形で恩返しがしたい」というDさんの歩みはこれからも続いていく。