5月病にならないために

4月から環境が変わって生活リズムが乱れてしまった人や、連休中に不規則な生活を送ってしまっていた人はいませんか? 生活を少し見直すだけで、5月病のリスクを減らすことができます。疲れの出やすいこの時期は特に健康的な生活を心がけ、身体と心にストレスを溜めないようにしましょう。

生活リズムを整える

毎日の起床・就寝・食事時間がなるべく同じ時間になるよう心がけましょう。夜更かししたり、食事を抜いたりしていると心身の不調につながります。

こまめな体温調節をする

暑さ・寒さもストレスの原因になります。5月は一年の中でも過ごしやすい時期ですが、日によっては朝晩肌寒くなることもあり、油断できません。羽織ものなど、脱ぎ着しやすい服で気温の変化に対応しましょう。

軽い運動を習慣づける

散歩やサイクリングなど、軽い運動をすることで身体の緊張をほぐす効果が期待できます。また、外に出て周囲の景色を楽しんだり、鳥のさえずりや川のせせらぎといった自然の環境音を聞いたりすることで良い刺激になり、ストレス解消にもつながります。

 

身体と心のサインを見逃さないで

5月病は特に、真面目な人や完璧主義の人、環境の変化に敏感な人などがなりやすいといわれています。こうした傾向に当てはまる人は、日頃から無理や我慢をしすぎていないか、自分に問いかけるようにしてみてください。

5月病の大半は一過性であり、短期間で症状が落ち着くことも多いです。しかし、気分の落ち込みや無気力といった症状に一日中悩まされたり、一週間以上継続して続いたりする場合は、うつ病や適応障害の可能性があります。早めに精神科や心療内科を受診するようにしてください。