拡大鏡で自分の顔を総点検

そう気づいて以来、拡大鏡のお世話になっています。

私は、年齢相応のシワやシミは仕方ないと覚悟していますが、バスルームの照明の下で初めて拡大鏡に映った自分の顔を見たときのショックといったら!

『70代からのパリジェンヌ・スタイル フランス女性に学ぶ、幸せなシニア暮らし』(著:ゴダール敏恵/主婦と生活社)

小鼻の周りに密集した産毛やほくろに生えた黒い毛、鼻毛1本1本までしっかりと見えます。

小鼻の横を親指と人差し指でつまむと、白い皮脂が押し出されてきました。

こんなに不潔な肌をしているなんて……(もちろん、これらはすべて10倍拡大鏡のせいなのであって、誰にもこんなふうには見えてはいないから大丈夫だと、気を取り直しました)。

拡大鏡の中の年齢を重ねた自分と向き合うのは勇気のいることですが、いざ使ってみると、ファンデーションの厚塗りやムラがなくなり、これまでよりも洗練されたアイメイクができ、口紅を塗った口元もきりりと引き締まって、昨日までよりもあか抜けた顔になること間違いなしです。

10倍とまではいかなくても、5〜7倍くらいの拡大鏡を使って身だしなみを整えてみましょう。

もう美容院の鏡なんて、怖くなくなりますよ。