『婦人公論』6月号の表紙に登場した倍賞千恵子さん

 

「楽しい」は自分で探す

最近になって、「人生楽しまなきゃ」と考えるようになりました。この歳になると、どうしても病気や怪我でつまずくし、つらい別れも増えます。だから心も体も壊れないように、一日一日、一分一秒を大切にして日々を過ごしたい。

「楽しい」は人がくれるものではないから、自分で探さないとね。いつもより少し目線を上げてみたり、苦手だと思っていた人と話してみたり。

体のケアも怠りません。お風呂の中で発声練習し、歯磨き中は必ずスクワットを120回。そして、毎晩必ず「はるかな友に」を歌ってから眠りにつく。

年齢に負けず、まだまだ二兎を追いかけるつもりです。

【関連記事】
倍賞千恵子「死ぬってどういうことでしょう?」と聞くと、ご住職は「生きることです」と言った。歳を重ねたからこそ、ポンと突き進みたい
風吹ジュン「中学生の頃から3歳上の兄と二人暮らし。親がいないとかわいそうと思われがちだが、自分が不幸だという認識はまったくなかった」
藤竜也と倍賞千恵子が語る熟年夫婦のかたち「僕が妻と〈おやすみ〉の握手をする理由」

見どころ動画配信中!