「光熱費はずっとかかるものだから、少しでも安くしたい!そう思って、実は6年くらい前から、省エネ効果のあるLED電球に少しずつ替え始めていました」(撮影:宮崎貢司)
家族や自分にとって何が大切なのかを見極めれば、お金もものもメリハリをつけて使うことができる。終の棲家と決めたマイホームで家族と楽しく過ごしていくための、北斗流・暮らしの知恵とは(構成=山田真理 撮影=宮崎貢司)

〈買って終わり〉ではなく継続を

上がる、上がるとは聞いていたけれど、今年1月の電気料金を見てひっくり返りそうになりましたよ。みなさんも、びっくりされたのでは?

身近な食材を使った料理を紹介する機会が多いからか、「節約上手」と言われることが増えました。けれど私は、必要なものや欲しいものにはドカッとお金を使うタイプ。そのために、不必要なものにお金をかけないように工夫して、メリハリをつけているだけです。

21年前に建てたわが家が、まさにそう。「こんな家に住みたいね」という思いを形にして、ドーンとお金をかけた一軒家です。健介(元プロレスラーでタレントの佐々木健介さん)も私も体が大きいから、息子2人も大きく育つだろうと、天井の高い、でっかい家にしました。

埼玉県でも田舎のほうの、畑や田んぼ以外に何もないようなところだけど、私の実家も近く、すごく気に入っています。でも家が大きいせいで、もともと電気代が高額で……。

光熱費はずっとかかるものだから、少しでも安くしたい!そう思って、実は6年くらい前から、省エネ効果のあるLED電球に少しずつ替え始めていました。リビングと各部屋がようやく終わり、廊下を残すのみ。もし替えていなかったらいま頃どうなっていたか……想像するだけで恐ろしいです。