食物繊維を摂るように意識する

生きている腸内細菌が少し含まれている場合もあります。

そうです、ここで食物繊維が活躍するわけです。

『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』(著:川本徹/アスコム)

簡単に説明すると、食物繊維に死んだ腸内細菌がくっつきながら便を作っていくので、食物繊維がないと、便が固形になりにくくなります。

ですから食物繊維は、消化吸収されないからといって、決していらない栄養素ではありません。

“腸活”として、「食物繊維を摂るように意識する」ことには複合的な意味があるのです。

そうして作られた便が、ぜん動運動によって順に移動していき、直腸に入ると「便が出るよ」という信号が脳に送られて、便意として認識するようになっています。

食物繊維とぜん動運動、この両方が揃って初めて、私たちはスムーズに排便できるのです。