ぜん動運動の200倍の速さともいわれる「大ぜん動」

大腸の中で便ができて、その便が直腸に到達すると、便意を感じます。

ですがそのためには、ぜん動運動だけでは不十分です。

大ぜん動を起こすポイント<『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』より>

直腸まで便を強く押し出して便意を催させる、特別にパワフルなぜん動運動が必要なのです。

それを「大ぜん動」と呼びます。

大ぜん動は通常のぜん動運動と違い、強く排便を促す腸の動きで、通常のぜん動運動よりも腸の動き方が大きく、便を押し出す速度も速いのが特徴です。

その速さは、通常のぜん動運動の200倍とも言われています。

この動きが起こると、ほぼ確実に排便が起きます。

便秘でお悩みの方は、「その大ぜん動を起こせばいいんだ!」と思いますよね。

でも、大ぜん動は、1日の中で数回しか起きません。また、大ぜん動が起こるためには大事な条件があるのです。