ぜん動運動の200倍の速さともいわれる「大ぜん動」
大腸の中で便ができて、その便が直腸に到達すると、便意を感じます。
ですがそのためには、ぜん動運動だけでは不十分です。
直腸まで便を強く押し出して便意を催させる、特別にパワフルなぜん動運動が必要なのです。
それを「大ぜん動」と呼びます。
大ぜん動は通常のぜん動運動と違い、強く排便を促す腸の動きで、通常のぜん動運動よりも腸の動き方が大きく、便を押し出す速度も速いのが特徴です。
その速さは、通常のぜん動運動の200倍とも言われています。
この動きが起こると、ほぼ確実に排便が起きます。
便秘でお悩みの方は、「その大ぜん動を起こせばいいんだ!」と思いますよね。
でも、大ぜん動は、1日の中で数回しか起きません。また、大ぜん動が起こるためには大事な条件があるのです。