三味線JILL屋

N)三味線JILL屋を始めたのは最近なんですか?

J)始めたのは2017年です。このコロナの間もライブを3回ぐらい頑張ってやりました。 

N)なんで三味線ユニットをやろうと思ったんですか。

J)たまたま知り合いに三味線を弾く人がいたんです。それも2人。
1人は三味線の家元で、1人は芸者さん。三味線を目の前で弾いてもらったときに、すごく懐かしくて。私、生まれたところが浅草なんですけどね、浅草のおばあちゃん家に行ったときに、こんな音を聴いたことあるなって思い出して…。これをバックに歌ってみたいって自然に思ったんです。
その2人は邦楽の人だったけれど、理解があって、「PERSONZ、私も知ってるからともかくやってみよう!」って。でも最初のライブがお座敷で正座して歌わないといけないなぁと正座椅子買いました。(笑)

N)正座して歌うんですね!

J)最初はね、お座敷でやったので。私の親戚が、浅草で天ぷら屋をやっていて、そこの30名くらい入る座敷を借りて、3ステージやったんですよ。それがすごく面白くって。生音だけなんです。マイクも使わない。それが楽しくて、自分の声が一番奥の人も聞こえるかっていうことを調節しながら歌うのが、すごくためになって。
このコロナの間も含めて、2017年から今までは、もうむちゃくちゃ激動だったんですよ。自分が変わるっていうか、意識も変わったし。やっぱり歌う、声を出して歌うって、若返るっていうか。やっぱヴォーカリストは感性が若い人が多いですよね。